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DAO(分散型自律組織)とは、特定の所有者や管理者が存在しない組織のこと。意思決定は参加者同士の投票によって行われ、ブロックチェーンに記録されるため、透明性の高い公平な組織運営が可能になります。
この記事では、DAOで使用されるトークンの種類や報酬の仕組み、DAOトークンの発行方法などを解説しているので、参考にしてみてください。
DAOで使用されるトークンは大きく分けて4種類あります。
DAOの運営や意思決定に参加するための投票権が付与されたトークンです。DAOの参加者はこのトークンを持つことで、重要な決定に関与できます。1人1票ではなく、1トークン1票の原則に基づき、多くのトークンを持つ人ほど大きな影響力を持つ仕組み。DAOへの貢献に対する報酬として得られるほか、仮想通貨取引所で購入することも可能です。ガバナンストークンは資金調達の手段としても機能。発行上限が設定されていることが多く、その希少性がトークンの価値を担保します。
特定のサービスや機能を利用するための権利を提供するトークンです。例えば、あるプラットフォームでのサービス利用料や特定のイベントへの参加権などに使われます。トークンの価値は発行元のサービスやコミュニティの価値に依存。トークンが使える場所やサービスが限定されているため、発行元の成功がトークンの価値向上に直結します。
有価証券的な機能を持つトークンで、金融商品として扱われます。トークンの保有者に対して、利益分配や株式と同様の権利が付与される仕組み。法的には有価証券と同等の規制が適用され、投資対象として利用されます。トークンを持つことで、企業やプロジェクトへの投資となり、将来的な利益分配が可能です。
コミュニティのメンバーシップや貢献度を可視化するためのトークンです。コミュニティ内での特別な権利やコンテンツへのアクセス権を提供します。プロジェクトやコミュニティへの貢献度をトークンで表し、報酬や認知を受ける仕組みです。
DAOの報酬の仕組みは、大きく2つのタイプに分けられます。
上記のほか、トークンの価値変動の要因やトークン付与の条件、トークンの発行・取引場所、換金できるか否か等の詳細はトークンの種類によってそれぞれ異なります。各トークンの報酬の仕組みを把握したうえで、採用するトークンを決めましょう。
また、報酬としてトークンを受け取るには、そのブロックチェーンに対応したウォレットを作成する必要があります。カスタムトークンやプロジェクト専用トークンを受け取る場合は、ウォレットのカスタム設定が必要です。
開発者がスマートコントラクトを作成してトークンを発行する方法です。トークンの機能を定義するスマートコントラクトを作成し、作成したスマートコントラクトをテストネット上で動作確認を実施。スマートコントラクトをイーサリアムなどのメインネットにデプロイした後、スマートコントラクトを通じて必要な量のトークンを発行します。
技術的な知識がなくても簡単にトークンを発行できる方法です。トークン作成サービス、トークン発行サービス、トークンメーカー、スマートコントラクトサービスなどで検索すると、様々なサービスが見つかります。利用するトークン作成サービスを選んだら、トークンの名前、シンボル、総発行量などの必要情報を入力するだけ。サービスの指示に従ってトークンを発行できます。
DAOトークンを把握した後は、具体的な事例やメリット・デメリットに目を通して、より包括的に理解しておくことが大切です。下記のページでは、DAOの仕組みや事例、ビジネスモデルなどがまとめられているので、あわせて参考にしてみてください。
一口にブロックチェーン開発会社といっても、各社の得意な領域は異なります。
ニーズに合わせた特徴的な強みを持つおすすめのブロックチェーン開発会社を紹介します。
引用元:XTELA JAPAN公式HP https://xtela.jp/
ICOによる資金調達の実績があり、活発な経済活動をするトークンエコノミクスを設計できる。トークン発行後の運用・管理も任せられるので、オペレーションも効率化できる。
引用元:OCT-PATH公式HP https://oct-path.io/ja
日本酒NFTマーケットプレイス「Sake World NFT」を構築。所有アセット(商品)を活用したNFTプロジェクトの企画・開発、プロモーションに精通。
引用元:BAP公式HP https://bap-blockchain.com/
Defi と NFTを組み合わせたPlay2earnゲームや、広告・ペイウォールを通じた収益モデルのメタバースゲームなど、独自性の高いブロックチェーンゲームの開発実績多数。