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ここでは、NFTを販売する方法やNFT市場の動向、商品をNFT化して販売促進した事例などを紹介しています。
NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を利用して作成されたデジタル資産のこと。ただのデジタルデータと違い、識別情報がブロックチェーン上に記録されるため、まったく同じ見た目でもコピーとオリジナルを識別できます。替えがきかないデジタルデータとして、資産的価値を担保できるのが特徴です。デジタルアート、音楽、ビデオ、ゲーム内のアイテムなど、さまざまなデジタルコンテンツの所有権を証明することができます。
NFTは、以下のようなNFTマーケットプレイスで取引されています。
ただし、NFTマーケットプレイスの中には、NFTを発行したり一次販売を行ったりするのに条件や制限を設けているところもあります。これからNFTを販売したいと考えている企業は、条件や制限が無いマーケットプレイスを探すところから始めましょう。または、NFTマーケットプレイスの構築を請け負っているプロに相談するのも一つの手です。
NFT市場は2023年から回復基調にありますが、2021年のブーム時の状況にはまだ及びません。この回復の鈍化の一因として、NFTが売買されるたびに作者に支払われていたロイヤリティをなくすプラットフォームが増えたことが挙げられます。特に2022年後半から、取引の活性化を目指してロイヤリティを廃止するプラットフォームが増え、結果として市場全体の成長が鈍化したと推測されています。
マーチャンダイジングとは、商品を売るための工夫や計画の総称。商品選定・仕入れ、価格設定、陳列、プロモーション、在庫管理など、一連の活動を指す言葉です。特に小売業は、マーチャンダイジング戦略の立て方によってNFT販売で活路を見出せるかどうか変わってきます。
マーチャンダイジング戦略による成功例として注目されているのが、NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」です。「パジー(ずんぐりむっくり)なペンギン」という意味で、癒し系のペンギンNFTを提供しています。2021年9月には、実際のフィギュアやおもちゃにNFTの仕組みを紐付けた「Pudgy Toys」をリリース。ウォルマートと提携を結んで販売した結果、1年も経たずに75万個以上を販売し、小売売上高は1,000万ドル(約14億7,900万円)を達成しました(※DIGIDAY[日本版]2024年3月22日更新の記事で確認できた実績)。
このように、マーチャンダイジング戦略次第で、有形商品を販売している小売業にもNFT販売の活路があるのです。何をどんな形でNFT化して、どこで、どのように販売するか、緻密な戦略を立てましょう。
AIプラットフォームの深層学習では、インターネットユーザーが作成した大量のデータやアート作品が無断で使用されています。残念ながら、著作者がオープンAI(OpenAI)から報酬を受け取る仕組みは存在しません。
もしも、NFT化したコンテンツがAIのトレーニングデータで使用された際に、著作者が収益を得る仕組みを構築できれば、新しい収益の柱を確立できるでしょう。すぐに実現するのは難しいですが、今後AI分野が発展すれば実現の可能性は十分にあります。
既存商品をNFT化して販売促進に成功した国内のNFTプロジェクトの事例を紹介しています。
ウイスキー樽をNFT化して取引するプロジェクト「UniCask」の事例です。年代物のウイスキー樽の所有は手続きが複雑で、一般のコレクターや愛飲家が取引・管理するのは事実上不可能という課題がありました。このプロジェクトでは、ウイスキー樽をNFT化して、簡単に管理・売買できるサービスを構築。
購入のハードルを下げるため、熟成中の樽を小口に分割してNFT化している点にも注目です。熟成が完了し、ボトリングされる際にNFTを実際のウイスキーと交換できます。樽の種類によりますが、ボトリングは早ければ2032年に行われる予定です。
音楽ユニットm-flowで知られるVERBALとデザイナーのYOON夫妻によって2008年に設立された実験的なジュエリーブランド「AMBUSH®(アンブッシュ)」の事例です。もともとリングやネックレスなどのアクセサリーとして販売されていた「POW!®」をNFT化し、2022年2月に2022個限定で「POW!®“Reboot”」として販売しました。その結果、0.15イーサリアム(約5万円)で販売され、わずか2分で完売する成果を挙げています。
一口にブロックチェーン開発会社といっても、各社の得意な領域は異なります。
ニーズに合わせた特徴的な強みを持つおすすめのブロックチェーン開発会社を紹介します。
引用元:XTELA JAPAN公式HP https://xtela.jp/
ICOによる資金調達の実績があり、活発な経済活動をするトークンエコノミクスを設計できる。トークン発行後の運用・管理も任せられるので、オペレーションも効率化できる。
引用元:OCT-PATH公式HP https://oct-path.io/ja
日本酒NFTマーケットプレイス「Sake World NFT」を構築。所有アセット(商品)を活用したNFTプロジェクトの企画・開発、プロモーションに精通。
引用元:BAP公式HP https://bap-blockchain.com/
Defi と NFTを組み合わせたPlay2earnゲームや、広告・ペイウォールを通じた収益モデルのメタバースゲームなど、独自性の高いブロックチェーンゲームの開発実績多数。