Web3.0ビジネスを成功に導くブロックチェーン開発会社ガイド » DAOのビジネスモデルを特集 » DAOの始め方・作り方やビジネスモデルを紹介

DAOの始め方・作り方やビジネスモデルを紹介

目次を開く目次を閉じる

DAO(分散型自律組織)とは、特定の所有者や管理者が存在しない組織のこと。意思決定は参加者同士の投票によって行われ、ブロックチェーンに記録されるため、透明性の高い公平な組織運営が可能になります。

この記事では、DAOの始め方・作り方を解説しているので参考にしてみてください。

DAOを始めるには何が必要?

DAOを始める上で必要な要素は以下の2つです。

運営者のコミュニティ形成

DAOの立ち上げには運営者によるコミュニティ形成が必要です。DAOが提供する価値や目的を明確にし、そのミッションに共感するメンバーを集めましょう。共通のミッションとコアコンセプトに賛同するメンバーが集まることで、本質的なDAOの土台が作られます。

ブロックチェーン技術を用いたシステム構築

具体的にはスマートコントラクトを開発し、DAOの機能や運営ルール、報酬形態などを定義します。

契約条件をプログラムとして実装し、自動的に実行する「スマートコントラクト」によって自律的に運営される仕組みです。これにより、メンバー全員が平等に意思決定に参加でき、透明性の高い運営が可能になります。報酬形態もスマートコントラクトによって自動的に管理されるため、公平な報酬分配が可能です。

ステップごとにDAOの作り方を紹介

DAO(分散型自律組織)を始めるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは7つのステップに分けて、DAOを作り上げる流れを解説します。

ステップ1: DAO運営の目的設定

DAOのスタート地点は、運営の目的やミッションを明確にすることです。自律的に運営されるためには、この部分がしっかりと定められている必要があります。設定するミッションは、作り手視点ではなく、多くの共感を得られるように、参加者やサポーターの視点で発言することが重要です。

ステップ2: コミュニティ形成

DAOの成功には、運営目的やミッションに惹きつけられる参加者を集め、コミュニティを形成する必要があります。初期段階はトップダウン形式でプロジェクトを管理・運営するのが一般的。参加者がある程度増えた後に、DAOへ移行します。

ステップ3: プロジェクトの運営環境整備

コミュニティが形成されたら、メンバーが継続して活動できる環境を整備しましょう。具体的にはプロジェクトのタスク管理・共有、貢献に対する評価や報酬の仕組みを設定します。

ステップ4: プロジェクトの告知・メンバーの集客

プロジェクトを多くの人に知ってもらうためには、SNSを活用して広報活動を実施します。オープンなSNSを利用して新しいメンバーを集め、プロジェクトの知名度を上げましょう。

ステップ5: ガバナンストークンの発行

ここからは、ブロックチェーン上のシステムを構築するうえで必要な工程です。ガバナンストークンは、DAOの投票システムで提案や投票を行うために必要です。また、トークンの販売を通じて資金調達も行います。

ステップ6: 投票システムの構築

ガバナンストークンを発行したら、投票システムを構築しましょう。投票システムを構築することで、DAOの運営が民主化され、プロジェクトの方向性を参加者全員で決定できるようになります。

ステップ7: インセンティブ設計

コミュニティを自律的に運営するためには、貢献度に応じた報酬を設定するインセンティブ設計が必要です。貢献度を可視化し、適切な報酬を配分します。

DAOのビジネスモデル

代表的なDAOのビジネスモデルを紹介します。プロジェクトの内容によって相性の良いビジネスモデルは変わってくるため、DAOを作り始める前に把握しておきましょう。

投資型DAO

参加者から集めた資金を様々なプロジェクトに投資し、その利益を分配するビジネスモデル。ガバナンストークンの販売を通じて資金を集め、トークンホルダーの投票によって投資先のプロジェクトを決定します。投資から得られた利益は、トークン保有量に応じて参加者に分配される流れ。例としては、ベンチャーキャピタルのような役割を果たすDAOが挙げられます。

サービス型DAO

特定のサービス(例えばソフトウェア開発、コンサルティング、教育など)を提供し、その対価として収益を得るビジネスモデル。トークンホルダーの投票によって、サービスの方向性や新しいプロジェクトの開始など、重要な意思決定を行います。

クリエイティブ型DAO

DAOメンバーが制作したアートやコンテンツをNFT化し、販売収益をトークンホルダーに分配するビジネスモデル。所有権の証明や収益分配にトークンを利用可能です。アーティストやクリエイターが中心となって活動します。

コミュニティ型DAO

トークンを購入することでコミュニティのメンバーとなり、イベントの開催や共同プロジェクトを行うビジネスモデルです。トークンを投票権として、コミュニティの運営に関する意思決定を行うことも。利益追求よりもコミュニティの成長や活動を中心とするのが特徴です。

プロトコル型DAO

ブロックチェーンプロトコルの開発や運営を参加者全員で行うビジネスモデル。プロトコルの運営や管理を分散型で行い、プロトコルから得られる収益をトークンホルダーに分配します。


ここまでDAOの始め方・作り方、さらにはDAOの代表的なビジネスモデルを解説してきました。DAOの仕組みをより深く理解したい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【ニーズ別】
Web3.0ビジネス支援で頼れる
ブロックチェーン開発会社
3選

一口にブロックチェーン開発会社といっても、各社の得意な領域は異なります。

ニーズに合わせた特徴的な強みを持つおすすめのブロックチェーン開発会社を紹介します。

既存のコミュニティ運営
トークンを活用したい
プロジェクトオーナーなら
XTELA JAPAN
XTELA JAPAN

引用元:XTELA JAPAN公式HP https://xtela.jp/

おすすめポイント

ICOによる資金調達の実績があり、活発な経済活動をするトークンエコノミクスを設計できる。トークン発行後の運用・管理も任せられるので、オペレーションも効率化できる。

XTELA JAPANの
公式サイトで詳しく見る

商品をNFT化して
売買・取引を促進したい
小売・卸売事業者なら
OCT-PATH
OCT-PATH

引用元:OCT-PATH公式HP https://oct-path.io/ja

おすすめポイント

日本酒NFTマーケットプレイス「Sake World NFT」を構築。所有アセット(商品)を活用したNFTプロジェクトの企画・開発、プロモーションに精通。

OCT-PATHの
公式サイトで詳しく見る

ゲーム開発
収益をあげたい
パブリッシャー なら
BAP
BAP

引用元:BAP公式HP https://bap-blockchain.com/

おすすめポイント

Defi と NFTを組み合わせたPlay2earnゲームや、広告・ペイウォールを通じた収益モデルのメタバースゲームなど、独自性の高いブロックチェーンゲームの開発実績多数。

BAPの
公式サイトで詳しく見る